2011年10月4日火曜日

ガッコ山、朝に夕に

久し振りに夕方西の空が明るく輝いて鳥海山のシルエットもくっきり浮かんでいました無理やり友人をお誘いして暗闇の林の中を見張り台に急ぎました。下のほうには宝石箱をひっくり返したようにキラキラと百円玉の夜景が私たち二人を歓迎するが如く情けなく鈍く申し訳なく輝いています。それでも西の鳥海山は裏切りも無く二人のために張り切ってこれが今シーズン最後だと言わんばかりゆっくりと時をかけ宵闇を輝かせてくれています。下の方からは夕方のざわめきと横断歩道の電子音のチャイムの音が夕闇の山に流れてきます。一日が過ぎ疲れきって家路を急ぐ人達の息遣いが聞こえてはきませんが朝とはどこか違う空気の流れが感じられます。この小さな街のような単位で日本中が暮れて行くのでしょうか。黒い影の杉の上に三日月が輝いています山を降りて友人のお宅に着いたら三日月はもう雲に隠れています明日から天気はまた崩れて来るのでしょう。近郊の峠道は雪のようです寒いはずです、今日コタツがでてましたネコはコタツで丸くなる、ネコはいませんが。














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