隠居がいつも死に際を案じていますが最近、色川武大の男の生き方が宙に浮いていると書かれた文章が気になりました。亡くなったのは東北の地とあり享年六十歳。東北の地名が気になり「つれづれなるままに ひくらし ぱそこんにむかいて」の隠居のようにパソコンで色川武大(わたしの知ってる名前は安佐田哲也ですが)調べてみました。色川は長寿には関心がない、ほどよいところで、うまく死にたいらしい父親は九十七歳で他界したようです生前父親もうまく死にたいものだと言って暮らしていたようです。老衰という死に方は以外に楽ではないようです、歳とともにだんだん己の体が不自由になって、老いる悲しみとか消えそうなロウソクの火の様な恐怖感を意識しながらボロ布のようになって死ぬ気持ちとかまた畳の上とか病院のベット上で大往生とか言われながらの死に方はろくな死に方ではないそうだ。彼の思う楽な死に方は一瞬の事故死みたいな方が、一見むごたらしいがわたしにとっては楽な死に方とすると楽な死に様だったのでしょう事実彼は道路上で心臓破裂であの世に旅立ったそうです。徳川以来戦争がなくなって男の生き方が闇の浪人のように宙に浮いてしまって病気にならず事故を避けていれば皆永遠に生きられるような錯覚におちいっていると、わたし(色川本人)などは早晩、全身不随におち入りそうだと。悪戦苦闘して運を使い果たし(これはダレノコトカ)いまさら節制をしておとなしく暮らしたところで五十歩百歩とやっぱりわたしはうまく死ねるように研究をするつもりだ。
と東北の一関で亡くなったようです。色川武大をスマホで検索してみてください。人生最後にたどりつくギャンブルの王様は競輪だそうです。
明日もトラツグミを聞こうライトをもって怖ろしい悪霊の住むがっこ山さ金田一が待っている。